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いただきますっ!
第2章 変態少女

教室にはいつの間にか人が消えていた。
少し前から俺と女子たちだけの空間になっていたようだ。


(…っべ、帰らねーと)


二人きりであるという状況に気づかされ悠は慌てて教室を出ようとする…


―ガシャーンッ


と、こんな時に限ってタイミングよくカバンから筆箱を落としてしまった。

もちろん筆箱の中身は床に散らばる。


友人を待ちながら暇そうに教室の掲示物を見て回っていた杏がその音に気づいて振り替える。


驚いた表情のままそこにゆっくりと近づく。

悠は恥ずかしさと気まずさでひたすら下を向きながら黙々と落ちたペンを拾っていた。


コツ…コツ…


彼女の靴の音が近づいてくるのがわかる。

その音より少し早いテンポで
自分の鼓動がドクドクと鳴っているのがわかった。

杏が側に来た頃にはほとんどのペンを拾い終えていた。

彼女は残りわずかなペンをサッと集めて悠に差し出した。


「はい」

「あぁ…さんきゅ」

「さっきはごめんねー。聞こえてたでしょ?下ネタ爆発しちゃってさー」


あまりに淡々と彼女が話し出すので俺はまた拍子抜けしてしまった。

「いや、別に平気だよ」

「あ、そっかー」


沈黙が流れる。

今度こそ帰ろうとカバンを手に入り口に向かった途端、



―パシッ


(?!)



彼女は俺の右腕を掴んでいた。


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