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いただきますっ!
第2章 変態少女
(何なんだこいつ…!)
悠は聞こえてしまう会話を
ただただ聞いていた。
(普段なら女子のトークなど興味ないが
今のは俺の知ってる女子の会話じゃない…
いや、女子ってか一人だけが明らかに浮いてるんだ…
大体、女子がAVなんて見んのかよ!)
悠は久々に動揺するくらいの衝撃を受け、自分を落ち着けるように悶々と考えていた。
(そういや前に男子トイレで、1組の佐藤のエロさはやばいとか話してたの聞いたな…だからって普通そうにあんなことばんばん言うとは思わなかった…)
しばらくの間、脳みそでブツブツ言っていると
また女子の会話が耳に入り出した。
「そういえば優子遅いね」
「あーほんとだ…こんだけ居座ってれば来ると思ったのにー」
杏はまた口を尖らせる。
「ごめん杏! 私たちそろそろ帰るね」
「あ、わかった! あたしもう少し待ってみる! お喋り付き合ってくれてありがとー!」
杏は元気よく手を振り
クラスの女子たちを見送った。