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第2章 ４月は運命の出遭い

これまで麗華に言い寄ってきた男は大勢いたが品性、容姿、頭の回転、どれをとっても彼女と釣り合いがとれるとはお世辞にも言えない男ばかりだった。

ごく稀に麗華が気に入るような相手がいてもそういう男に限って控え目で、彼女に近づいて来ようとしない。だからといって自分からアプローチするのは麗華のプライドが許さなかった。


そんな麗華にとって、爽やかな美形で機転のきく積極的な菅野は初めて出会う理想の男性だった。