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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第6章 微かな希望の夏休み
「か、カネ…カネ払うからさ、おれにもスケベさせてくれや、な?」

悪い予感は的中し、カワジは血走った目で麗華に近づいてくる。

「で、できません!私は、その…今、雷造さんと専属契約してますから、他のお客様とは何もできないんです」

咄嗟に吐いたにしては我ながらデキの良い嘘だと思ったが
「大丈夫、昔っから雷ちゃんは一回ヤッたオンナはおれにも味見させてくれんだよ」
カワジには通じない理屈のようだ。




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