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MY GIRL
第20章 波乱いっぱい入学式
ぶ、と翔平が後ろで吹き出す。

広い蒼汰の背中。

認めるって何をだろ…

首を傾げて蒼汰を見つめる。

「つーか、そんなに頭いいならもっと上行けばよかったじゃん」

「何言ってんの、大学は目標持って来る所っしょ?俺はここの雰囲気に惹かれて来たんだよ、あと可愛い子多いし。2人も何らかの目標持って来たんでしょ?」

「あっ、あたしもそうなの!ほんとはK大とA大とで迷ってたんだけど、ここって他の大学にない雰囲気あるなぁと思って…」

「ね、だよねだよね!つーか迷ってた大学も一緒なんだけど!気ぃ合うなぁ俺ら…絶対体の相性も抜群だろ。ね、俺のセフレにならない?…っいて!」

蒼汰の肩越しに乗り出してきた健くんの横腹を無言で突く蒼汰。

「…調子乗んな」

「やん、蒼汰怖ーい!かっこいい顔が台無しっ」

「意味分かんねぇし…」

「あっ蒼汰くんは?つーか上の名前何つーの?」

「矢野!」

なぜか翔平が答え、蒼汰に睨まれてる。

「矢野蒼汰…名前も超イケメンじゃん!蒼汰はどんな理由でここに来たの?」

「っ…、俺は…」

なぜか突然口篭る蒼汰。

そういえば、どうしてだろ。

2年の時に一緒に勉強してる時、志望大学聞かれてここの名前言ったら

「同じじゃん。これから一緒に頑張ろうぜ」

って言われて今まで一緒に頑張ってきたけど…確かその日の前日に蒼汰、大学行くより世界一周旅行したいなんて言ってなかったっけ。

1日で気が変わったのかな?

その日から物凄く勉強するようになって、3年の時、同じ1組になる位頭よくなってたし。

そう思ってると蒼汰がちら、とあたしを振り返って。

ん?

気付いて首を傾げると。

翔平が、盛大に吹き出した。

「ぶっ…は!もうダメ、マジでウケる…っ分かりやす!ヤバいヤバい、あははははははっ…」

お腹を抱えて笑ってる翔平。

な、何に笑ってるのか分かんないけど…笑いのツボ浅いのかな?

「…ね、翔ちゃん。多分俺と同じ事考えてる」

「っだろうな?ちょ、耳貸して」

翔平が健くんに近付いて、耳元に手を当てて何かを伝えてて。

わ…、2人共イケメンだから絵になるなぁ…

そう思ってると。

「…あ、やっぱ同じ。蒼汰、健気だなぁ…」

「はっ…!?何だよお前ら」

「つまりさぁ…」

翔平が蒼汰のネクタイを引き、蒼汰の耳元で何かを伝える。


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