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MY GIRL
第21章 新しい仲間達
あれ…もしかして俺、心の声口に出してた?

ヒーヒー言いながら笑ってる翔。

健を振り返ると欠伸しながらスマホ弄ってて。

…マジで何なんだこいつら!

翔の笑いが治まると、女を立たせて隣に並んだ。

「はい!俺の彼女の上原麻友でーす!ちなみに今年で付き合って6年っ」

「あれ、そんな経ったっけ」

「経ったよ麻友〜。このまま結婚まで行こうね〜毎日繁殖励もうね〜」

…バカップルが。

翔の彼女…ねぇ。

上から下までじっくり見つめる。

握って力入れたら簡単に折れそうな細い足に、膨らみが感じられない胸辺り。

ちっさい顔にはパーツが整って収まってて、色素の薄い大きな瞳が印象的。

翔と同じ髪色で、毛先が軽く巻かれてる。

超オブラートに言うと…幼児体型。

「…身長幾つ?つーか歳幾つなの?この子。軽く犯罪入りかけじゃねぇ?翔」

そう言った瞬間。

照れてた表情から一転、物凄く怖い顔になって…

「あっ…蒼汰、それ禁句…」

「幼児体型でっ…」

「…っ!」

つかつかと歩み寄ってきた女が俺の胸ぐらを掴んで立ち上がらせ、カーペットの所まで連れて行かれる。

そして…

「危な…」

「悪かったわねこの童貞男ぉおっ!」

「…っ!いってぇ!」

咄嗟に受け身を取ったから衝撃は軽かったものの。

思いきり投げ飛ばされた俺は、カーペットが敷かれた床に背中を打ち付けた。

「男でこんな遠慮ないやつ初めて会ったわ!何でこんなやつ家に上げてんの翔平!…てか健。いたのあんた」

「えー、酷いな麻友。俺達遊びに来たんだよ〜」

「あぁっそ!あんたの事はどうでもいい!ねぇ何なのこの失礼な男!」

体を起こした俺をビシィ!と指差す女。

「ふふっ…初対面で素出された上、背負い投げされるなんて中々だね蒼汰。…矢野蒼汰。俺らと同じく経済学部1年で、俺の本性見破った男だよ」

翔がそう言うと、驚いた顔をして俺を見下ろす麻友ちゃん。

「見破られ…たの?こいつに…」

「うん。あっさり」

「ふーん…」

呟いてじろじろ見てくる麻友ちゃん。

つかさっき、この女俺の事童貞つったよな。

「言っとくけど俺童貞じゃねぇから。…不本意だけど」

「…ぶふっ、何?不本意って」

「そうだよ麻友〜こいつ彼女10人も100人もいそうじゃーん?見る目ねぇな〜」


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