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男の娘のボクに彼女と彼氏ができるまで
第2章 百合音さんの好きなこと
「そ、その……ボク、初めてで……」

自分でも情けないことを言っているな、と思っていると、ベッドに押し倒された。
百合音さんがボクの上に馬乗りになる。

これは男女逆転しているんじゃないだろうか。
しかもボクは女装したままだ。

「あたしが脱がせてあげる」

「で、でも……百合音さん……」

ボクにも一応男としてプライドというものがある。
けれど、百合音さんは構わずボクの胸に手を置いた。
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