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ジェミニの檻
第12章 優しさの使い方
「ここ、違う」

指先で黒板を叩きながら、六花の首筋に唇を落とした。

「志、貴…っ…」

「ここも、イージーミス」

肩を剥かれて肩を食む。

「やる気あるの?ここ、スペルが違う」

「志貴っ…やめ…」

「間違えてるのを直してやってるのに、反抗的な生徒だな、お仕置きが必要、だな?」

首を振る六花の両腕を取ると、一纏めにして黒板に押し付けた。

「志貴…っ、ゃあっ…」

濡れて冷えた剥き出しの肌に志貴の熱い唇が押し当てられる。

「…っんん…ふ…ぅ…」

熱い舌が割り入ってきて、口内を十二分に犯していく。

歯列も口蓋も、口腔のありとあらゆる感じる箇所を全て舐めとられていくと、六花の身体は捩れていく。

「六花、逃げるな」

「ちがっ…あぁん…んぁ…あっ…」

右手が頬をなぞり落ちていくと、露わになった双丘をやんわりと掴んだ。

「ああっ…」

指先に力を込めてキツめに揉みしだくと、ぞわっと快感が粟立つ。

二人を繋ぐ唾液の糸が切れると、志貴はぷつんと勃ちあがった乳首を口に含んだ。

「ひ、やぁ…ああっん…そ、れぇ…はっ…あぁ…」

咥内で突かれ、舐られ、捏ねくられると真っ赤に勃ちあがった乳首はじんじんと熱を帯びた。
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