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第14章 真昼の雨音

荷物を置くと、どさっと音を立ててベッドに座る志貴。

「誰にでも尻尾を振るんだな」

「違っ…！それは…」

志貴の六花を射抜く様な鋭い眼光は、欲情と、嫉妬の炎。

六花の背中を駆け上がる痺れの様なそれはきっと優越感。

手招きに吸い寄せられる様に歩み寄る六花。

「さっきセリフ、もう一回言って」

「お、帰りなさいませ、ご主人様」

「ヤラシイ」

「志貴が言わせたんじゃないっ…」

「違うだろ？」

志貴の眼が言葉を咎める。

ゲームはとっくに幕を開けていたのだ。

志貴は六花のお腹辺りに顔を埋めて腰を抱くと、スカートの上からお尻を掴み揉みしだく。

「ひあっ…ご、主人、さ、ま…やめ…」

「やめて？ご主人様にメイドが逆えると思ってんの？」

割れ目を下へとなぞり、スカートの裾から手を入れると太腿を直に撫で上げる。

「…ぅ、ぁあ…はっ…だめ…」

「口の効き方がなってないメイドだな」

腿の付け根まで伸ばされた指先は六花の期待する秘部すら掠める事なく太腿を往復するばかりだった。

「…あぁっ…も、ぅ…焦らさ…な…で…」

「焦らすな？メイドらしい頼み方があるだろ？」

「…っ！…ご…主人様ぁ…触って下さ、ぃっ…」

「淫乱なメイドだ」