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ジェミニの檻
第4章 ビタースィート
一通りアルバムを見終わると、微妙な間が生まれた。

「六花、緊張してる?」

「え?…ん…ちょっと…」

「俺も、すげぇドキドキしてる、ほら」

六花の手を取って厚い胸に当てるとドキドキと鼓動を感じた。

「六花のこと…大事にする」

「…うん」

「俺に、全部見せて?」

頷くしかできない六花を抱き寄せた。

耳元で聞こえる由岐の鼓動に、六花も由岐の背中に腕を回した。

「六花」

顔を上げると唇が重なった。

ただ触れるだけのキスから、温かい舌が六花の唇をこじ開けて浸入してきた。

くちゅくちゅという厭らしい音を立てながら、角度を変えて深く舌が絡み合う。

歯列をなぞり上げられ、由岐の手が再び服の中に入ってきた。

今度はブラのホックを外し、解放されたおっぱいを直に撫で回した。

燻っていた火が燃え上がるのを感じた。

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