この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ジェミニの檻
第5章 potion
パジャマの胸元に指を引っ掛けて中を覗く志貴。

「なっ!」

「キスマークの一つも付けてもらえなかったのか?」

胸元を掻き抱くと志貴を睨む。

「由岐くんは…そんな事しないもん」

「はっ、しないんじゃなくて、出来ないんじゃねーの?」

出来ない?

首を傾げる六花の右手に手を掛けると手首に口付けて強く吸い上げる。

「…っ!…志貴…っや…」

視線だけで六花を捕らえる。

メガネを透したその視線は冷たくて…鋭くて、切ない。

…ちゅ…

リップ音をたてて唇が離れるとそこは紅く鬱血していた。

「由岐はイかしてくれた?」

息を呑む六花に嘲笑う志貴。

立ち上がると部屋を出て行く。

「あ、それ、ちゃんと言い訳考えておけよ」

ドアが閉まると、六花は手首を見つめた。
/198ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ