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儚げな~君を俺が守る
第5章 鬼の霍乱
やっと会社に来たけど
どこかおかしい

「美優、私の部屋に来なかったか?」
「覚えてないんですか?」
「美優が泣いていたのは覚えている」
「幻ではないんですか?」
「夢かもめ知れない
美優がお粥を用意してくれたり、家事をしてくれた、そして何か呟きして唇を重ねてお別れぽい事を…」

「じゃあ一緒に寝ていた方や背後霊の女性達は…何なの?部長のお世話でしょう?私は要らないと言われました、鍵はお返しします、これからは上司と部下以外の関係にはなるつもりはありません、あの気持ちも全て置いて来ました」

「何バカな事言っているんだ?私は美優でなければ…」

「目の前で…好きな人が女引き連れていたらどんな気持ちになるんでしょうか?考えた事ありますか?私は来週お見合いするんです、もう構わないでください」
「そ そんな…」
「その様子なら私の気持ちを書いた手紙を見てないんですね~探して読んで破り捨てて欲しい、あの時見つかったらいけないとクローゼットのどこかに入れました」
「何が何でも探す」
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