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呪いのしるしを、君の体に。
第9章 9
その肩に、容赦なく高槻の唇が襲いかかる。
みずみずしく吸い付く音を響かせながら、肩から首にかけてを念入りに舌で堪能する。
嫌がっていたことりは、服の上から乳首を摘まれた瞬間に、ついに声を出して力が抜けた。
「や、だ…先生…やめて…」
「だめ。これをつけてから」
そういうや否や、首筋にチクリと刺される唇の刻印。
1つでは終わらず、もう1つ、2つと、紅い刻印が増えていった。
ことりがたまらず喘ぐと、最後に特大の甘いキスで唇を封じた。
まるで、その喘ぎ声を飲み込むかのように、しっかりと舌で封じ、息さえ追いつかないほどに深く弄られた。
もう少しで脚の力が抜けてしまうというところで、やっと高槻はことりを解放する。
慌ててシャツを元どおりに戻すと、バカ!と言いながら慌てて2階へと駆け戻った。
心臓がバクバクして、夕飯のメニューも思い出すまでに、たっぷりと時間がかかった。
冷蔵庫の前で固まってしまっていたために、後ろに高槻がいることに気づかなかった。
どん、と冷蔵庫に押し付けられて、やっとことりは背後にいた高槻に気づいた。
「やだ、先生…」
「うん。じゃあ、君は誰のものか答えて?」
答えないなら、と、高槻の唇がまたもや首筋を刺激する。
いつの間にか高槻の指先がことりのスカートの中に入り込んで、そしておもむろにショーツを掴むとぐい、と上に引っ張った。
ぎゅっと縮こまったショーツに、ことりの敏感な蕾が絡め取られる。
絶妙な力加減でショーツを引っ張ったり緩めたりされると、お腹の下あたりがぞくぞくとして、腰が思わず動く。