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rena's world story★a.n.r.r.y
第24章 (中断) 好きになってしまいました
俺の魂の叫びを聞いて
平然と飲み食いを続けていた4人が、やっと顔を上げた……
って何その目!!
ユーリ何1人で興奮してんの?
引くわ~~って感じの冷めた目で見るのやめろ!!
「……単刀直入に聞く。 正直に吐け」
なんとか呼吸を整えて、再び腰を下ろす。
「ちーちゃんに残業って嘘付いて
勝手に俺抜きの飲み会を開催したのは……誰だ?」
座敷の誕生日席に座る俺の、両側で向かい合う4人が
それぞれ顔を見合わせて、首を傾げた。
「いや、違うって。
そもそもあたしは、千夏ちゃんと陽菜ちゃんと定例女子会にする予定だったんだよ。
なのに、このアホMDがいきなりお店に来ちゃってさー」
「抜け駆けさせるかっての。
俺様の冴え渡るカンを見縊るな。
つーか逆に、何でこいつらまで来たのか謎なんだけど」
「残念だったなヒメ。
情報は常に、陽菜から俺に配信されるようになってるんだよ」
「夏輝は千夏ちゃんから聞いたの?」
「いや、俺も陽菜から誘いのメールが来た」
「「「………!!」」」
サラリと答えて、2本目の煙草を取り出した夏輝を
3人がギョッとした目で二度見した。