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第24章 (中断) 好きになってしまいました

「……あのねちーちゃん」


メールを打ち終わった携帯を、テーブルの上に置かせて
俺は千夏に向けてにっこりスマイルを作った。


「この写真さ、 “ 非常～に重大な問題 ” があるって分かる？」

「……へっ？ も、問題、ですか？」

「うん。千夏の両側に座る２人」

「２人？」

「そ、この黒髪と茶髪」


首を傾げる千夏が、改めて携帯を覗きこんだので
俺は画面に映った２人を、トントンと指で優しく叩く。

だけど本当は平手打ちでバシバシ引っ叩いてやりてぇ！！

～～～なぜなら！！


「……蓮の左腕、どうなってる？」

「あ、私の肩に回ってます」


そう！
しっかり千夏の背中に回って、左肩抱き寄せちゃってるんですよ！


「……ヒメの右手は、どうなってる？」

「私の頭に乗ってます…ね」


そう！！
ちょっと引き寄せるようにして、軽く撫でてる感じがモロに分かるよね！！


～～ちっくしょ～～！！

あの時は夏輝とヒカルの勢いに追いやられたけど
改めて怒りがぶり返してきちまったじゃねーか！