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あたしの甘い王子さま
第12章 専務と部長とあたし

「晶ちゃん....急に呼び出してすまなかったね」


秘書の猪俣さんにときめいていたあたしは伯父の呼び掛けで現実世界へ。


「え?あ....大丈夫です。伯父さ....いえ、専務の呼び出しはあたしの中で最優先事項ですから」


「そうか。それは、嬉しいねぇ........」


とはいえ、何故今日は呼ばれたのだろうか。
それも、部長も一緒に......だもん。


「さて、忙しい二人を引き留めるのも申し訳ないから本題に入ろうか........二人とも、そこのソファーに掛けてもらえるかい?」


「「はい」」


あたしと部長は、伯父に言われるがまま3人掛けのソファーに腰を下ろした。
その向かいには、伯父が座る。




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