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孤城の中のお姫様
第1章 『今川遥(いまがわはるか)』〜都内私立有名女子高1年生〜
私はリネンのノースリーブワンピースにブラとショーツだけだった。

たまたま、起き上がろうとして、私の身体に触れたその手が、私の膨らみ始めた、胸に触れた。

先生はベッドに横になったまま、動きを止めた。

「先生っ、キスしてください。私、映画でローマ帝国の勉強をしている時、キスシーン見ていたら、アソコが濡れてしまったんです。先生にキスしてもらうことを想像して…。」

私はベッドの脇のサイドスタンドのスイッチの紐を引いた。

わずかにベッドの周りだけ、薄明かりになって、お互いの顔がみえるようになった。

「先生、前期中間考査で世界史90点以上だったら、何かプレゼントしてくれるって、おっしゃいましたよね…。私95点取りましたよねっ!そのプレゼントは今日、先生が私を抱いてくれるのが、私が一番欲しいプレゼントですっ!」

先生は横になったまま、私の顔を見つめていた。そして、軽く額にキスをしてくれた。

「嫌っ、そんな挨拶みたいなキスじやあない。映画のような唇と唇のキス…。」

先生は、肩で息をしていた。

そして、優しく私の唇を奪った。私は少し舌を出した。先生も舌を出して、舐めてくれた。

「これっ…フレンチキスって言うんですよね…。」

「そうだね。遥さん。」

「嫌そんな呼び方っ!」

「遥ちゃん、かわいいよっ!」

先生がまた、キスをしてくれた。今度は唇を開いてのキスだったから、私も唇を開いた。先生が私の唇を吸う。私も先生の唇を吸った。吸ったと同時に先生の舌が私の舌に絡んできた。私も舌を絡ませた。先ほどのコーヒーの香と味がした。

「先生っ素敵っ!大好きっ!」

私は川村先生の首に抱き着いた。
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