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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第17章 メイドのワケ
寝ている彼の寝顔をもう一度見る。
目にかかった前髪が邪魔そうで、何となく後ろにやる。
「……莉愛菜……」
っ!!!
寝言であたしの名前を呟いた。
愛しそうに………。
ねぇ、
あなたは誰?
さっきまであたしを無理矢理犯し、激しく抱いていた人と思えないくらい穏やかな寝顔。
眼鏡を掛けていた時の紳士的な雰囲気ともなんか違う。
なんというか、寝てる時のこの雰囲気が彼本来の姿なのだろうか。
ん?
紳士的?
なんか最近聞いたような………
まさか、ね。
「………り、あな……」
またあたしの名前……
「……やっと……会えた……」
やっとって……
「………絶対……離さない……」
え、どういうこと?
まさか、あなたは……