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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第17章 メイドのワケ
鞠子様は少女のようなあどけない笑顔であたしに言う。
「莉愛菜ちゃんがこの屋敷に来てくれることになって、あたしも拓海も本当に喜んでるのよ。」
「あたしもとても光栄です。これから精一杯務めさせていただきます。」
「こちらこそよろしくね。そんなに畏まらないで昔みたいな感じで接してくれて構わないのよ?」
「いえ、お仕事ですから。それに父にも言われてますし…」
「あら、本庄君?彼は仕事に関しては本当にシビアだものね。いくら溺愛している莉愛菜ちゃんでもそこは別か。」
パパのあたしへの溺愛ぶりを知ってる鞠子さんはクスッと笑う。
あたしはこれから、優秀なパパの名を汚さぬよう頑張らないと。
「あの、鞠子様。早速ですが、なにか必要なものはございますか?何なりとお申し付け下さい。」