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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第18章 パンドラの箱

「あの、あたし昨日このモスグリーンの服着た方を見かけたんですが、その方と一緒に働くのでしょうか?」


その疑問に答えたのは鞠子様だった。

「あぁ、昨日までの子なら海斗が契約解除したそうよ。数日休んで、その後に通常のメイドとしてのお仕事に付いてもらうの。」

「そうですか。」

少しホッとした。

昨日のことを考えると気まずいし。


「じゃぁ、莉愛菜ちゃん。海斗が我儘を言ったらすぐにあたしに言うのよ?海斗をよろしくね。」

あたしの手を握り締めて言われ、あたしもそれに答えた。


すみれさんは鞠子様のお世話のため残り、あたしは寮の自分の部屋に戻り、新しいモスグリーンのメイド服に着替え、海斗様の仕事部屋があるという離れの、


昨日の、彼に抱かれたあの部屋の隣の部屋に向かった。


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