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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第19章 清瀬海斗
あたしは今、またあの離れのフロアに来ている。
海斗様の仕事部屋があると聞いてやってきたこの場所。
海斗様があたしをいきなり自分のメイドにした理由。
そしてこの場所。
少し先の角を曲がったところには、昨日電球を替えに行ったあの部屋。
あたしは緊張でゴクリと喉を鳴らした。
もしあたしの予想通りだったら……
怖いけど逃げられない。
あたしは仕事をしにここに来ている。
それに、ただ隣なだけで関係ないかもしれない。
でもこのお屋敷に住んでいるのは、清瀬家の方だけなんだ。
もし、彼にまた身体を求められたら自分はどうなるのだろう。
ちゃんと拒否しなければ。
大きく深呼吸をして、震える手でノックをした。