この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第19章 清瀬海斗
「やっと気付きましたか。莉愛菜が全然気付いてないようで寂しかったですよ。」
黒縁眼鏡を掛け、髪を後ろに流すようにセットしている海斗様がニコッと笑って近づいてくる。
「……。」
「そんなに昔と違いますか?」
今、目の前にいる穏やかな男性は、昔あたしの知る海斗様と同じ優しい目をしていた。
「……な、なんで……昨日…」
「ん?…あぁ。申し訳ございません。莉愛菜を前にすると歯止めが利かなくなるようで。」
「あたしをなんで海斗様のメイドにしたんですかっ」
「ずっと待ちわびていたあなたが来たのです。いつでも傍に置いておきたいと思うのは普通でしょう?」
そう言って更に距離を詰めてきた。
思わず後ずさる。