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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第27章 女の嫉妬にご用心
少しふら付く足をなんとか必死に動かして離れに向かうと、薄明かりの灯った廊下。
その先にある階段を登れば海斗様が使っているフロア。
つまりあたしの部屋がある。
時間も遅いから、普段から人の出入りが少ないこの離れはシンと静まりかえっている。
いつもなら少し怖くなってしまうけど、お酒のせいか、そこまで深く考えることも無かった。
階段を上ろうとすると、逆に上から下りてくる人影。
こんな時間に?
不思議に思ったが、距離が近づくにつれメイド服を着ている事がわかったので、挨拶をして通り過ぎようとした。
「お疲れ様です。」
丁度、階段の真ん中あたりでその人とすれ違う時……
「あなた、海斗様の専属?」