この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第27章 女の嫉妬にご用心
静かな階段にりんさんの怒声が響いた。
「まさか、専属を解除されるだけじゃなく、奴隷としてもいらないなんて…。
あなた、海斗様に何したのよっ!!
どんな手を使ったの?!」
襟元をつかんで揺さぶられた。
ただでさえお酒でふら付いてるのに、これじゃお酒が回ってさらにフラフラになってしまう。
「あ、あたし何もっ。何もしてませんっ」
「嘘よっ!なんでいきなりあんたが専属になるのよ。鞠子様にでも媚売ったの?」
「そんな事してません!!酷すぎます。」
いくらなんでもりんさんにそこまで言われたくない。
それに本当に何もしてないし。
キッと強い眼差しで見つめ返した。
あたしはそんなずるい事してないって訴えるように。
だけど、それがまずかった。
ドンッ――――――