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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第28章 怒りの理由
「海斗様…っ。」
「名前を呼んでも起きないし。」
なんだか今日は海斗様がとても小さく見える。
「心配してくださってありがとうございます。
もう大丈夫ですから。」
海斗様と目を合わせ、ニコッと笑って見せた。
さっきは勢いよく起き上がりすぎて痛かったけど、ゆっくり動かせば大丈夫そうだった。
痣は所々あるけど、足捻ったりはしてないみたい。
ここの階段は、廊下も全て絨毯が敷かれてるから、それでこの程度で済んだんじゃないかと、ここのお屋敷の医務室の先生が言ってたそうで。
あたしは、この離れには人が来ないから、階段から落ちて気を失ってから朝掃除に来たメイドさんに見つかるまでずっと階段下で気を失ってたらしい。