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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第33章 海斗の想い
「怪我は大したことはありませんよ。御安心なさい。
頭も打ってはいないようです。
身体の所々に痣はありますが、身体を動かすことに支障はないでしょう。」
「身体の痣?
見たのか?佐々木。」
俺は眉間に皺を寄せて佐々木を睨んだ。
莉愛菜の肌を触っていいのも、見ていいのも俺だけだ。
俺の独占欲が沸々と湧きあがる。
それを察したのか佐々木が笑いながら俺の肩に手を添えた。
「坊っちゃんは独占欲が強いですな。
これでも私は医者ですよ?
必要最低限の検査はさせて頂かないと。」
まるで子供をあやす様な言い方。
こいつは俺をまだ子供だと思ってるのか?
すると佐々木が表情を変えて低い声で呟いた。
「ですが、一つ気になる事が。」