この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第33章 海斗の想い
苦しくなって、でも離したくはなくて…
そんな俺でも莉愛菜は逃げないでくれるから。
俺の震える腕に気付いているのか、そういう時莉愛菜は逃げないで俺の背中に腕を回して俺をあやす様に撫でてくる。
そしてそれは今、この瞬間も変わらなくて。
お互い裸で、俺のベッドの中で、俺の腕の中にいる莉愛菜は小さくて華奢で。
そっと顔を覗き込むと優しく見つめ返してくる。
最初の時のような、恐怖と不安と困惑の表情は無い。
ただ優しく俺を見つめる。
それでも、お前はまだ俺のものじゃないんだろ?
他の男のモノなんだろ?
それを分かっているから、俺はお前を専属奴隷なんてめちゃくちゃな理由で繋ぎとめる。
莉愛菜が俺の背中を優しく撫でる。
その仕草に、情けないが涙が出そうになるくらい
愛しいんだ