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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第35章 不安と寂しさ


そして、今日は日曜日。時計は9:13を指してる。

さっき目が覚めたあたしは、昨日の、正しくは今朝まで海斗様に抱かれていた身体の気だるさがまだ少し残っていた。

自分の意識が途切れる直前まで感じていた圧迫感は、まだきっちりあって、確認しようと顔を上げると、あたしをぎゅっと抱きしめて離さない海斗様の寝顔があった。

いつも、とても綺麗に整った顔が、寝るときは幼く、あどけなく見えて可愛いって思うのに、今日の海斗様は眉を下げて、何かに耐えているような顔をしてる。

いつもみたいにぐっすり寝れてないみたい。

あたしのせいかな?

あたし、海斗様を不安にさせてる?

あたしが直哉のところに行くから。


昨日、あたしが抱かれた後に疲れて意識を手放そうとした時、海斗様があたしの耳元でそっと囁いた言葉を思い出した。


―――帰ってくるよな?…莉愛菜っ。




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