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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第35章 不安と寂しさ
海斗様は、自分の部屋でご飯を食べる時、あたしに一緒に食べるようにという。
本当はメイドが主人と一緒に食べるなんていけないのだけど、誰もいないからと海斗様は気にしない。
あたしは主人である海斗様の言われた通りにする。
まだ海斗様は寝ているから、スープを温めている間に着替えや出掛ける準備を済ませておく。
時間が経つにつれ、段々緊張してきた。
今日にしたのは、最近新しいプロジェクトに加わってずっと忙しく、休日も仕事だった直哉が、そのプロジェクトが無事に終わり、やっと休みが取れると言っていたのが今日だったから。
昨日はそのプロジェクトに関わった人達との打ち合わせで朝まで飲みかもって言ってた。
だからあまり急いで行ってもきっと寝てるだろう。
あたしは自分の身支度を整え、海斗様が起きるのを、海斗様の横に座ってじっと待っていた。