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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第35章 不安と寂しさ
「…んっ…」
あたしが少しウトウトしちゃった時、海斗様の声が聞こえた。
横に顔を向けると、海斗様はまだ寝ぼけて目を瞑ったまま。
腕がベッドの上で何かを探す様に動いてる。
ふとその手が止まった時、
ガバッ―――
「わぁっ!!」
勢いよく海斗様が飛び起きた。
その勢いにびっくりしすぎて大声を出したあたし。
なんだかキョロキョロと辺りを見渡してる海斗様。
なんかそんな慌てる海斗様レアかも…
なんて暢気に思ってると、あたしをやっと視界に入れた海斗様は、腕を引っ張り強く抱きしめてきた。
「か、海斗様?!おはようございます。寝ぼけてます?笑」
こんな海斗様見たこと無いからなんか面白くなっちゃった。
でも海斗様は至って真面目な声色で
「いきなり俺の腕の中からいなくなるな。」