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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第36章 ケジメ
寝室のドアは少し開いていた。
そのドアをそっと開けて中の様子を伺う。
部屋はカーテンが引かれていて薄暗かったけど、カーテンの隙間から昼の太陽の日差しが細く入って部屋を照らしていた。
ベッドにある人影。
直哉だと覆うけど、なんか一人分にしては大きい。
それがもぞもぞと動いた。
そして上半身を起こしたその影を、薄暗闇に慣れてきたあたしの目が捉えた。
「えっ…?」
そこには知らない女の人。
その人は小さく声を漏らしたあたしに気付かず寝惚け眼な声で隣の陰にすり寄って囁いた。
「直哉くぅ~ん。起きてぇ。」
まるで自分の胸を擦りつけてるみたいにして、その影を直哉と呼ぶ。
嘘でしょ?
あたしは驚愕して目を見開いた。