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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第37章 導かれるように


ネットで調べた電車の乗り換え等を確認しながら駅に着いて、大体把握できたので電源を切ろうとしたら、そのタイミングで電話が鳴り、思わず出てしまう形になった。

電話の相手は表示までよく見てなかった。

切ろうと思った時、

「莉愛菜っ?!」

あたしの名を叫ぶ直哉の声が聞こえた。

黙って耳を傾ける。


「莉愛菜!!どこにいる?!
ごめん、話をしよう?ちゃんと話すから。
俺は莉愛菜がっ…」

丁度ホームに電車が来て、直哉の言葉を途中からかき消した。

あたしは来た電車に乗り込む前に直哉に言った。


「いいの、直哉。気にしないで。あたしも直哉と同じだから。
別れよ。」

言うと同時に通話を切って、電源も切った。

電話で言うような事じゃないよね。

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