この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第37章 導かれるように
最後に直哉がなんて言ってたのかも電車が来て聞こえなかったし、こういう話を電話で済ますなんてなんだか後味悪い。
でも話し合いって何?
別れ話でしょ?
それならこっちもそのつもりだったんだから、そんな面倒な事しなくていいじゃない。
どーせなら、家から出てくる時に合鍵置いてくれば良かった。
こればかりはさすがに変な返し方出来ないもん。
電車のドアの脇に立って、窓から流れる景色を見る。
気がついた目的地の最寄り駅に到着。
そこからタクシーで向かった先。
少し小高い丘のような場所になっている所。
この辺の町を一望できる。
ここはママの故郷。
そして、ママが眠っている場所。