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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第37章 導かれるように
この場所には定期的に来ている。
パパが拓海様に着いて海外を飛び回って中々来れないから、あたしが来て掃除をしているんだ。
直接本人からは聞いた事無いけど、鞠子様も時々来てくれてるんだってパパが言ってた。
あたしはここにくると、ママのお墓の掃除をして、お花を飾り、お線香をあげ、しばらくお墓の前でじっとしてる。
お墓に向かって、心の中でママに話をする。
そしてその後は、少し先に見える階段を上ったところにある小さな広場のような場所に行く。
そこはお墓がある場所同様、町を綺麗に見渡す事が出来てベンチが置かれている。
ここは、ママのお墓をここに決めた時、拓海様と鞠子様が作った特別な場所。
あたしはそこで、時間を忘れて景色を眺める。