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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第39章 救世主の想い
「寺井、出掛けてくる。」
寺井が慌てて駆け寄ってくる。
「海斗様、いけません。そんな心理状態で運転なんてしたら危険です。」
寺井は俺の事を熟知している。莉愛菜への想いも。
そんな奴から見れば俺の心中なんて手に取るように分かるんだろう。
「そんなヘマはしない。あの直哉とかいう男の住所は?」
寺井の声を無視して続ける。
自分から帰ってこないなら、俺から迎えに行くまでだ。
莉愛菜は誰にも渡さない。
「海斗様、住所は把握しておりますが、行くなら私に運転させてください。
今の状態の海斗様を一人で行かせるわけにはいきません。」
そう言って引かない寺井に折れて、俺は寺井の運転で屋敷を出た。
雨がポタポタと降り始めていた。
寺井は黙って車を例の男の家まで走らせてくれた。
なんで家を知ってるかって?
清瀬家の人間に出来ない事は無いってことだ。
特に莉愛菜に関わる男の事なんて、存在を知った時点で全て調べ上げていた。
寺井が慌てて駆け寄ってくる。
「海斗様、いけません。そんな心理状態で運転なんてしたら危険です。」
寺井は俺の事を熟知している。莉愛菜への想いも。
そんな奴から見れば俺の心中なんて手に取るように分かるんだろう。
「そんなヘマはしない。あの直哉とかいう男の住所は?」
寺井の声を無視して続ける。
自分から帰ってこないなら、俺から迎えに行くまでだ。
莉愛菜は誰にも渡さない。
「海斗様、住所は把握しておりますが、行くなら私に運転させてください。
今の状態の海斗様を一人で行かせるわけにはいきません。」
そう言って引かない寺井に折れて、俺は寺井の運転で屋敷を出た。
雨がポタポタと降り始めていた。
寺井は黙って車を例の男の家まで走らせてくれた。
なんで家を知ってるかって?
清瀬家の人間に出来ない事は無いってことだ。
特に莉愛菜に関わる男の事なんて、存在を知った時点で全て調べ上げていた。