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第39章 救世主の想い

そっと中に入る。

不法侵入？

そんなの関係無い。

それより莉愛菜が大事だ。


ふと声が聞こえた。


甘ったるい声と、荒い息づかい。

ベッドルームからだ。



莉愛菜か？



俺は思いっきりドアを開けた。




目の前に絡まる男女。


女の上に跨って、女の足を掴んで肩に掛けながら一心不乱に腰を振っている。


下の女はその律動に合わせて甘ったるい下品な声を漏らしている。


俺が入って来たのに、コトに夢中のこいつらは気付くのが遅れ、俺はこんな見たくもない物を見る羽目に。



とりあえず、女は莉愛菜とは似ても似つかない女だった。

この女じゃオカズにもならねぇ。




でも、この状況はいったい何なんだ？