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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第39章 救世主の想い
直哉という男の顔は、素性を調べた時に写真を見ていたから知っていた。
今目の前にいる男がそうだろう。
写真で見るより疲れてて、目が死んでるみたいだが。
「あんたは……」
女にモノを突っ込んだままこちらを見て固まっている男が小さな声で呟いた。
俺を知ってるのか。
「えっ?!……今度は清瀬海斗?!」
下で下品に喘いでいた女が俺をみて快楽に染まった顔を隠しもしないで言う。
”今度は?”
俺は清瀬家の長男だから、割と知名度がある。
だから俺の名前を知ってる事とか、顔が割れてることはどうでもいい。
今度はって…やっぱり莉愛菜はここにいたのか?
「おい、莉愛菜はどうした?」
俺は自分でも驚くほど低い声で男に言った。