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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第39章 救世主の想い
男の肩がビクッと震える。
それに構わず続けた。
「今日莉愛菜が俺に休みを取ってここに来ると言った。
来たよな?莉愛菜はどこだ?」
すると男の表情が変わった。
苦しそうに莉愛菜と呟く。
俺以外の男が莉愛菜と軽々しく呼ぶなと言いたいが、話が進まないから今は黙っておく。
この様子だと、大方想像つくな。
「お前、この女連れ込んでんの莉愛菜に見られたんだろ?
そんで焦って縋ったけど駄目だった。
そんなとこか?」
冷めた目で男を睨みつける。
男が言った。
「お、俺は。よく覚えてないんだ。
昨日呑んで帰ってきて。気付いたら真帆ちゃんとベッドにいて、
目が覚めたら真帆ちゃんがまだいて、莉愛菜がっ……
追いかけたんだ!!電話もしたけど繋がらなくて。
やっと繋がったと思ったら、何か訳わかんないこと言って、
…別れよって…」
男が泣き崩れた。