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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第39章 救世主の想い


このふざけた男、別れを告げられ途方にくれて家に帰るとまだこの女がいて、自分が傍にいると言われ、抱きつかれ縋られ
気が付いたらヤケになって女を抱き潰してたらしい。


救いようのない馬鹿だな。


「俺は莉愛菜を迎えに来たんだ。お前の懺悔に興味は無い。
莉愛菜は俺のモノだ。お前に渡す気なんて更々無いから。」

「な、何言ってんだ?!莉愛菜は俺の彼女だ!!」

目の前の女を抱きながら莉愛菜を彼女だという。

この男が莉愛菜の身体を知ってると思うだけで吐き気がする。


「お前、莉愛菜を抱いといてよくこんな女で満足できるな。
俺は心も身体も、あいつじゃないと満たされない。
そろそろあいつの心も返してもらうから。」


それだけ言って部屋を出る。

後ろから、”どういうことだ?!”とか
”もしかして莉愛菜をっ”とか
聞こえた気がしたけど、あいつにとやかく言われる筋合いは無いから無視した。

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