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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第3章 直哉の憂鬱

「―――んっ……ごくんっ。」


口に入りきらなかったものがお互いの口の端から垂れた。


「直、哉?」

直哉はさっきの情事の時のような熱のこもった視線を向け、何度も角度を変え舌を入れる濃厚なキスをする。


「……っふ………んっ」


舌が口内を這いまわり、だんだん息ができなくなる。

直哉の胸を必死に叩いた。


「はぁ、はぁ……。直哉、寝なきゃ駄目だよ。また気分悪くなるよ?」


「………じゃない。」


「えっ?」

ぼそっと呟いた声はあたしの耳に届かなかった。

「……逆上せたんじゃない。」

今度ははっきり口にした。



逆上せたんじゃない?

じゃぁ、一体……。



すると直哉は強引にあたしをベッドに押し倒した。


「ちょっ、ちょっと直哉?!」

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