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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第42章 暖かい食卓
けど、そんなあたしを海斗様がみつけた。
どうやって見つけたのかわからないけど。
そして、海斗様の胸で泣かせてくれた。
昔みたいに。
「母さん、莉愛菜の事は心配しないで。
俺が見てるから。」
海斗様が紅茶を飲みながらはっきり言った。
思わず横に座る海斗様を見る。
すると目が合った海斗様は優しく微笑んであたしの頭を撫でた。
「あら嫌だ。見せつけてくれちゃって。」
鞠子様がニヤニヤしている。
鞠子様の横、あたしの向かい側に座るすみれさんは口をポカンと開けて海斗様を見てた。
「か、海斗様っ。」
なんだか恥ずかしくなってしまったあたしは俯いた。
「そんなとこ、本庄君が見たらどんな反応するかしらねぇ~。」
鞠子様が、悪戯っ子のように微笑んだ。