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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第43章 雷の夜に
海斗様に手を引かれて部屋に戻る。
なんだか今日はすごく疲れた。
自分の部屋に着いて一息つく。
ふと、雨の音が聞こえてきた。
そうだ、まだ降ってるんだった。
あたしはなるべくその音を意識しないように務める。
もう寝ちゃえばいいんだ!
そう思ってウォークインクローゼットに入った。
何を着ようか悩んでいた時、ふいにクローゼットの扉が動く音がして、びっくりして振り返る。
そこには海斗様が立っていた。
まっすぐこっちへ来て、下着等が入った棚を漁りだした。
「海斗様?どうしたんですか?」
それに答えず海斗様はその中から一つを取りだした。
「これを着ろ。まだこれを着た姿を俺に見せてないだろ。」
着たら部屋に来いと言ってさっさと出て行った。