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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第44章 寝起きの主人は本能のままに
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海斗様の腕の中でぐっすり眠った次の朝。
あたしはとても気分爽快に目覚める
はずだった。
真っ暗な部屋に朝の日差しを差し込むカーテン。
薄眼を開けてその光を目に写す。
すると身体に違和感を感じた。
身体が動かない。
海斗様に触れたくて手を動かす。
何故か手は頭の上に。
そしてあたしの身体の上の確かな重み。
気付くと何かがあたしの首筋を這っていた。
寝起きの思考回路では気付くのに時間がかかったみたいだ。
これはどういう事?
「か、いと…さま」
声は予想以上に掠れてる。
首筋を這うモノの動きが止み、耳元で声がした。
「おはよう。莉愛菜。」
とても低く甘い声。