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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第46章 欲しい言葉


それを聞いてニヤリと笑った。

「莉愛菜が欲しいのはなんだ?
俺のか?直哉のか?
ちゃんとはっきり言わないと入れてやんねぇよ。」

ずっと秘部を見つめられて、蜜は足を伝ってる。

いつも以上に海斗様はあたしが自分のモノだと実感したいのか、しきりに直哉の事を引き合いに出してくる。

あたしは今、海斗様を見てるのに。

あたしの目の前にいるのは海斗様だってわかってる。

決して海斗様を直哉に見立ててるなんて事は無い。

始めから、そんなことは一度も無かった。


海斗様が独占欲に溺れている時、あたしの声が届かないほど自分の中に入ってしまっている時、唯一反応してくれる言葉。

あたしは知ってる。

前にも独占欲であたしをめちゃくちゃにしようとした時、その言葉であたしをちゃんと”見て”あたしの言葉をすんなり受け止めてくれた。


何故かはわからない。

でも、それを言うと海斗様は安心してくれるんだ。






「海斗お兄ちゃん。」


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