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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第47章 再会
「じゃぁ。もしかして兄貴の事も?」
「も、もちろん。海斗様って呼んで…」
「海斗”様”?!
あははははっ!!!
莉愛菜が兄貴を”海斗様”って?!
ウケる~。」
そ、そんな笑わなくてもっ。
あたしがこんな風に呼んだり、敬語使うのやっぱり二人には違和感なのかな?
海斗様には言われたこと無いけど。
「海來。莉愛菜は公私混同しないようにきっちりやってるんだ。
本庄さんにも言われてるんだろうから笑うなよ。
だろ?莉愛菜。」
海斗様はあたしの気持ちをわかってくれてたみたい。
鞠子様にも最初に『前みたいにしてていいのよ』って言われたけど、ここで働かせてもらう以上、仕事は仕事だ。
自分の中でしっかり分けたかったんだ。
あたしの決意に気付いてたから、海斗様は何も言わないでいてくれたんだな。
あたしの知らないところで、海斗様はあたしの事を考えていてくれてたみたいで何だか嬉しかった。