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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第47章 再会
「まぁ、それでも俺の事は”海來くん”でいいから。
敬語も無しっ。」
そう言って、笑いすぎて涙目になった目を擦りながら言う。
「で、でもっ」
「でもじゃないっ。これ命令ね?
メイドはご主人様の命令は絶対でしょ?」
「うぅ~…」
命令と言われると何も言い返せない。
あたしが眉を下げていると、不意に海來くんの手が近づいてきてあたしをそっと抱き寄せた。
そして耳元で
「それが嫌だったら、俺の事”ご主人様”って呼ばせるよ?」
低く囁いて意味深な目を向けて微笑んだ。
一気に顔がボッと熱くなった。
すると今度は後ろから手が伸びて、あたしと海來くんを離す様に海斗様が後ろからあたしを包み込むように抱きしめた。