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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第48章 幸せの風景
さすが鞠子様。
拓海様は不満げな顔をしながらも追求を止めた。
海來くんは
「だって、父さんが”彼氏”ってワード出した途端、兄貴の顔が般若みたいなんだもん。
ちょーおもしろいよっ。」
その言葉で皆が海斗様に視線を向けた。
あたしも恐る恐る視線を向けると、海來君の言った通り、ものすご~く怒ってる雰囲気の海斗様がいた。
「か、かいっ」
「海斗がこんな顔になるってことは彼氏いるのか莉愛菜!!
変な奴だったら困るから、やっぱり俺に紹介しなさいっ!」
あたしが海斗様に声をかけようとしたら、それに被せるように拓海様が興奮気味に言った。
あたしは慌てて否定する。
「あ、あの。だから彼氏はいなくてっ」
両手を振りながら必死に否定。
なんでこんな事必死で否定してるんだろう自分。