この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第48章 幸せの風景
「海斗。でもお前はっ」
「父さん、これは俺の人生だ。俺の好きにさせてもらうよ。」
拓海様の言葉を遮って海斗様が言い切る。
「そうだ。お前の人生だ。
でも莉愛菜の人生でもある。
お前の気持ちばかり押し付けるなよ。
そんな立場じゃない事はお前が一番わかってるはずだ。」
すると途端に海斗様の表情が苦々しいものに変わった。
「わかってる。
そこはちゃんと考えてるよ。」
すごく真剣な海斗様の表情。
そんな立場じゃない?
何の事だろう?
なんだか急に不安な気持ちが湧いてきた。
「莉愛菜。」
ふとパパの声がして振り返ると、パパが困ったように眉を下げながら微笑んだ。
パパ、なんでそんな顔するの?
「莉愛菜。
パパは莉愛菜が本当に好きだと思える人なら反対はしないよ。
だからそういう人が現れた時はちゃんと紹介しなさい。」