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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第48章 幸せの風景
「うん。わかったよ、パパ。」
あたしはしっかり頷いた。
「今からそんな顔してちゃ駄目よ本庄君。
これじゃ、莉愛菜ちゃんがお嫁に行く時は大変ね。」
鞠子様がパパの様子を見ながら笑う。
海斗様はいつの間にか、ものすごい真剣な表情で考え込んでいて。
「海斗様…?どうかしました?」
「………あ?
あぁ、ごめん何でも無いんだ。」
海斗様の返事は上の空。
どうしたんだろう?
あたしは海斗様の変化を不思議に思い、気にしながらも、皆で食べる久しぶりの食事を楽しく過ごした。
食事が終わると皆各自の部屋に戻って行く。
拓海様とパパは、いつも帰国してもすぐまたいなくなってしまうけど、
今回はしばらく日本にいるとのこと。
それに合わせて海來君も学校に支障が無い程度に、屋敷に帰ってくると言ってた。
なんだかしばらくにぎやかになりそうな気配に嬉しくなりながら離れに戻った。