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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第49章 変化の兆し
起こすのも可哀想だけど…
それより疲れをとる方が大事だと思い、思い切って声を掛けた。
「海斗様。ここで寝たら疲れ取れないですよ?
ベッド行きましょう?」
肩をそっと叩きながら言うと、眉を寄せながら海斗様が目を覚ました。
「海斗様、ベッド行きましょう?」
あたしが腕を掴むとそっと起き上り、重そうに身体を引きずりながらベッドに向かった。
その後を付いていくと、乱暴に布団を捲ってドサッと横になった。
そのまま目を閉じる。
あたしは海斗様が乱暴に放った毛布を取ろうと片足をベッドに上げて手を伸ばし、布団を掛けようとした。
グイッ―――
するといきなり腕を引っ張られたせいでバランスを崩し、海斗様の上に覆いかぶさるように倒れてしまった。